作成年度 | 2011年度 |
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論文名 | 地震動波形および継続時間が泥炭地盤上の盛土被害に及ぼす影響 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第52回地盤工学会北海道支部技術報告会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2012/01/30 ~ 2012/01/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 梶取 真一(KAJITORI Shinichi) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
寒地地盤チーム | 林 宏親(HAYASHI Hirochika) |
寒地地盤チーム | 橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri) |
抄録 |
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東北地方太平洋沖地震や北海道で過去に発生した大規模な地震では、河川堤防自体が液状化し、大規模な被害が発生した。東日本大震災のような地震特性を有した地震の発生は今後も想定されることから、泥炭地盤上の盛土において、地震動の継続時間や地震動波形が被害の程度に及ぼす影響について検討を行った。その結果、以下の知見が得られた。[*](1)地震動の継続時間を2倍(40波)にして比較を行ったところ、液状化層の過剰間隙水圧は約1.6倍になり、盛土ののり肩および天端中央の沈下量は1.3~1.6倍程度まで発生した。[*](2)地震波の周期を1.67倍にしたところ、盛土ののり肩および天端中央の沈下量は、1.7~2.2倍程度まで発生した。沈下盛土層の応答加速度は、周期の長いケース2の方が大きな値となった。[*](3)盛土内に基礎地盤地表面よりも高い位置に水位が形成している場合の盛土被害の再現を試行的に行ったところ、実被害と同様な堤体に著しい亀裂が生じる変形モードが再現された。ただし、今回の実験においてはいくつかの課題があり、特に、盛土内に形成された水位を事前に確認しておくことが重要となる。 |
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