国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 北海道内河川における2011年東北地方太平洋沖地震津波の痕跡調査

作成年度 2011年度
論文名 北海道内河川における2011年東北地方太平洋沖地震津波の痕跡調査
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第55回(平成23年度)北海道開発技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2012/02/21 ~ 2012/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地河川チーム阿部 孝章(ABE Takaaki)
寒地河川チーム吉川 泰弘(YOSHIKAWA Yasuhiro)
寒地河川チーム平井 康幸(HIRAI Yasuyuki)
抄録
本稿は東北地方太平洋沖地震津波後に実施された2回の痕跡調査に基づく、結氷時河川津波の考察について論じたものである。寒地土木研究所では、既往研究では充分な検討がなされていない、河川結氷と津波の相互作用に着目した痕跡調査を実施した。津波は結氷状態の河川に侵入し大量の漂流氷板を発生させ、氷板が樋門ゲートや吐き口水路を閉塞させ、特に鵡川では氷の河道閉塞により上流側水位を上昇させるアイスジャムの発生が確認された。また、痕跡標高測量により河川縦断的に津波規模を明らかにし、水位記録との整合性について検討を行った。
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