| 作成年度 | 2012年度 |
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| 論文名 | 海氷による鋼構造物の損耗要因に関する一考察 ~アブレシブ摩耗の可能性について~ |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 第28回寒地技術シンポジウム |
| 誌名(No./号数) | |
| 発表年月日 | 2012/10/30 ~ 2012/11/01 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 寒冷沿岸域チーム | 木岡 信治(KIOKA Shinji) |
| (株)丸田組 | 成田 恭一(NARITA) |
| (株)丸田組 | 宮崎 均志(MIYAZAKI) |
| (株)クマシロステム設計 | 河合 孝治(KAWAI Koji) |
| 日本データーサービス(株) | 遠藤 強(ENDO) |
| 八戸工業大学 | 竹内 貴弘(TAKEUCHI Takahiro) |
| 抄録 |
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| 本研究では,海氷表面付近に混入した砂の研磨作用(アブレシブ摩耗の一種)による材料損耗の可能性に着目し,オホーツク海沿岸部の海氷(海岸に遡上した海氷や,防砂堤や導流堤に乗り上げた海氷等を対象)の砂の含有率を調査するとともに,砂の混入プロセスについての簡易実験を行った。混入率にバラツキはあるが、多くの海氷サンプルで砂の混入が認められ,さらに内部まで浸透しているものも確認された.また砂混入(特に内部への浸透)プロセスの簡易実験より,この内部浸透のプロセスは,日中の放射熱に起因する熱膨脹等によるクラックが発生し,表面に付着した砂が表面融解水とともにそのクラックに流入することによって内部へと取り込まれる事,そして発熱した砂粒子の表層への貫入プロセスが一つの要因であることが推察された.さらに腐食の影響を除去するため,SUSと淡水氷との間に砂粒子を介在させた最も基本的なすべり摩耗(アブレシブ摩耗)の予備試験を行った結果,氷に砂が介在した場合の損耗率は,海氷摩擦を加えた炭素鋼の腐食摩耗率と同等以上に大きい事がわかった. |
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