国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 北海道における大雪・暴風雪時の気圧配置の特徴

作成年度 2012年度
論文名 北海道における大雪・暴風雪時の気圧配置の特徴
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第28回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数) 寒地技術論文・報告集vol.28
発表年月日 2012/10/30 ~ 2012/11/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム原田 裕介(HARADA Yuusuke)
雪氷チーム上田 真代(UEDA Masayo)
雪氷チーム松下 拓樹(MATSHSHITA Hiroki)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
抄録
近年,北海道では,大雪・暴風雪に起因する災害の激甚化や発生形態の変化が散見される.この要因となる総観規模現象の傾向と,大雪・暴風雪箇所を把握することは,今後の雪害対策を検討する際に重要と考えられる.そこで本論では,1984~2010年度冬期において,北海道で発生した73事例の大雪・暴風雪時の地上天気図パターンに着目し,気圧配置,低気圧などの移動経路,ならびに大雪や暴風雪の発生地域の特徴をとりまとめた.その結果,低気圧の型と移動経路は,二つ玉低気圧が日本付近で合体する事例の出現度数が高かった.その事例の2001~2010年度の出現度数は12事例で全事例の約3分の2であり,近年の北海道における大雪・暴風雪の特徴の一つである.よって,この気圧配置により大雪・暴風雪がもたらされる地域における防雪対策を検討するうえで,留意すべきと考えられる.
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