国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 道路防雪林の成長予測と下枝の枯れ上がり時期について

作成年度 2012年度
論文名 道路防雪林の成長予測と下枝の枯れ上がり時期について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第28回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2012/10/30 ~ 2012/11/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム上田 真代(UEDA Masayo)
雪氷チーム渡邊 崇史(WATANABE Takashi)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
抄録
道路防雪林の防風や防雪、視程障害緩和の効果は、樹高や枝張りに大きく影響される。そのため、植栽後の成長過程を把握し、防雪機能が発揮され始める時期や、下枝の枯れ上がり防止のための密度管理の開始時期等の目安が求められている。樹木の成長は植栽地の環境条件に左右されるが、人工的な地盤に造成される道路防雪林の標準的な成長速度は示されていない。[*] そこで、既存防雪林の主な植栽樹木であるアカエゾマツとヨーロッパトウヒを対象に、成長過程の再現と密度管理の推定を目的とし、年輪解析および枝の成長解析を行い、樹高成長の定量的な把握を試みた。[*] その結果、ヨーロッパトウヒはアカエゾマツに比べ成長が早く、早期に防雪効果の発揮が期待される。また、下枝の枯れ上がりによる防雪効果の低減を防止するためには、ヨーロッパトウヒでは植栽後12年程度、アカエゾマツでは植栽後20年程度の樹高6~7m程度が密度管理(間引き)開始時期であると推定された。
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