作成年度 | 2012年度 |
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論文名 | FEM による床版防水層の応力性状に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成24年度年次技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成24年度論文報告集第69号(CD-R) |
発表年月日 | 2013/02/02 ~ 2013/02/03 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地構造チーム | 角間 恒(KAKUMA Ko) |
寒地構造チーム | 澤松 俊寿(SAWAMATU Toshikazu) |
寒地構造チーム | 岡田 慎哉(OKADA Shinya) |
抄録 |
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本研究では、RC 床版、防水層、舗装からなる床版構造の 3 次元 FEM 解析に基づき、輪荷重作用時の床版防水層の応力性状の把握および応力性状への影響要因の検討を行った。[*]得られた知見を以下にまとめる。1)舗装温度が 50 ℃ のとき、付着せん断応力が著しく増加するとともに、交番応力の作用により応力振幅が増大することが示唆される。これより、夏期間には、わだち掘れだけでなく防水層の損傷が生じている可能性があり、点検等の実施に際し留意が必要となる。2)舗装厚が増加あるいは舗装温度が減少する場合、付着せん断応力が低下する一方で、鉛直方向の圧縮力が低下し、最大せん断応力発生箇所が荷重位置から離れる傾向がある。これは、積雪寒冷地においては、冬期間に荷重の拘束効果低下により付着性能が低下し、また損傷箇所が広範化することを示唆している。3)防水層の破壊モードに関する検討より、舗装の剛性が低下する場合には床版との付着破壊、剛性が増加する場合には舗装との付着破壊が生じやすい応力性状となることを確認した。 |
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