作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 泥質岩における自然由来ヒ素の総溶出量に関する評価法の検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第48回地盤工学研究発表会 |
誌名(No./号数) | 第48回地盤工学研究発表会平成25年度発表講演集 |
発表年月日 | 2013/07/23 ~ 2013/07/25 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
防災地質チーム | 伊東 佳彦(ITO Yosihiko) |
北海道大学大学院 | 五十嵐 敏文(IGARASHI Toshifumi) |
抄録 |
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本発表では、自然由来重金属等の発生源評価方法の構築を目的に、泥質岩を中心に北海道内の土木工事現場等から採取した試料を用いて溶媒に蒸留水あるいは脱気水を用いた連続溶出試験および逐次抽出試験を実施し、ヒ素(As)の総溶出量に関する評価法について検討した結果、本試験におけるAsの溶出傾向は、蒸留水・脱気水溶出ともに溶出初回に最大値を示し、溶出回数の経過とともに減少するものと、徐々に増加し最大値を示した後、減少するものがあり、本試験では蒸留水・脱気水溶出ともに、泥質岩から溶出したAsはオキシアニオンの形で存在し、5価の陰イオンの形態であったことがわかった。また、Asの累積溶出量とイオン交換態抽出量の関係を整理した結果、イオン交換態抽出量を求めることにより、連続溶出試験において基準値を超過するAsの累積溶出量、すなわちAsの総溶出量の目安となることがわかった。今後は、データの蓄積を行い、精度の高い自然由来重金属等の発生源評価方法の構築に向けて検討を進める予定である。 |
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