作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 凍結融解による岩石劣化の凍結温度の影響に関する研究(その1) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第48回地盤工学会研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2013/07/23 ~ 2013/07/26 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 日下部 祐基(KUSAKABE Yuuki) |
防災地質チーム | 伊東 佳彦(ITO Yosihiko) |
防災地質チーム | 井上 豊基(INOUE Toyoki) |
抄録 |
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現行の凍結融解試験を岩盤斜面の耐久性評価に適用しようとした場合、自然環境とは最低温度および凍結速度が相違することが問題点として挙げられる。しかし、実験室における凍結融解試験結果が自然環境のもとでどのように対応するかについての知見は十分には得られておらず、自然環境下における斜面の劣化予測に室内試験の結果をそのまま用いることができない。ここでは、岩石劣化における問題解決の基礎的試験として、凍結融解試験の凍結最低温度を変化させた試験を行い、温度変化の影響を検討した。[*] その結果、凍結最低温度が低いケースに対して温度が高いケースの相対動弾性係数および一軸圧縮強さの減少傾向が小さくなった。この原因には、コンクリートの分野で挙げられている、最低温度が低いものほどコンクリート硬化体の細孔組織中の凍結水量の割合が多くなることや、岩石の研究事例で示されている、岩石内の0℃以下でも凍結しない不凍水の存在と岩石内に生じる水流を考慮して、岩石が凍結する温度と水の供給条件が凍結破壊の状態や程度に影響することが考えられた。 |
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