国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 ソイルセメントの衝撃力伝達挙動に関する二次元個別要素法解析

作成年度 2013年度
論文名 ソイルセメントの衝撃力伝達挙動に関する二次元個別要素法解析
論文名(和訳)
論文副題
発表会 コンクリート工学年次大会2013(名古屋)
誌名(No./号数) コンクリート工学年次論文集 Vol.35 (CD-R)
発表年月日 2013/07/09 ~ 2013/07/11
所属研究室/機関名 著者名(英名)
名古屋工業大学大学院内藤 直人(NAITOU Naoto)
名古屋工業大学前田 健一(MAEDA Kenichi)
(株)構研エンジニアリング牛渡 裕二(USHIWATARI Yuji)
寒地構造チーム山口 悟(YAMAGUCHI Satoru)
抄録
本研究では、ソイルセメントの緩衝効果について二次元DEM解析を実施し、ひび割れから破壊まで再現することを試みた.本論文で得られた主な結果は以下の通りである.1)個別要素法において、粒子要素間にボンド要素を用いてソイルセメントをモデル化した.重錘貫入初期における重錘衝撃力、伝達衝撃力、重錘貫入量の立ち上がり部分の応答波形は実験結果とおおむね一致しており、重錘衝撃力および伝達衝撃力の最大値は実験値を再現することができる.2)ボンド要素を用いると、ボンドが破断するまでは伝播応力の大半をボンド要素が受け持ち、破断し破片界が細かくなると粒状体のように、粒子要素間の接触による接点力によって力を伝えることがわかった.3)ソイルセメントの衝撃力伝達挙動には、重錘衝突時に重錘直下から放射状に伝播する圧縮応力と、それに直交するように同心円に広がって伝播する引張応力が発生する.その後、せん断応力による斜め方向の亀裂が発展するが、先行して伝播する引張り力によるボンドの破断の影響が大きい.したがって、ソイルセメントの衝突に対する耐力を増加するには耐引張り材の挿入は効果的であると言える.
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