作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 酸性硫酸塩土壌での自生植物を用いた緑化手法 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本応用地質学会平成25年度研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2013/10/24 ~ 2013/10/25 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 宍戸 政仁(SHISHIDO Masahito) |
防災地質チーム | 伊東 佳彦(ITO Yosihiko) |
防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
抄録 |
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泥岩や細粒砂岩などの海成堆積岩や熱水変質岩が分布する地域では,切土により地山のpHが3.5を下回るような酸性硫酸塩土壌が出現する場合があり,通常の植生工を施工しても発芽しない,または,発芽しても経年的に衰退するなどの事例がしばしば見られる.近年,環境に対する社会的認識の高まりから,外来種の使用には慎重にならざるを得ない.[*] 本稿では,北海道内の酸性硫酸塩土壌が産出する切土箇所において,耐酸性を有する自生植物を用いて現地栽培試験を行い,その適用性を確認した.また,酸性硫酸塩土壌の判定手法についても検討を行った.その結果,エゾヌカボ,ウラジロタデ,オオヨモギの適用性が高いことが分かった.自生植物を用いた緑化を行う際の留意点を整理し,手順フローを作成した.また,従来手法で酸性硫酸塩土壌と判定される土壌には,長期的に酸性化しないものがあるため,土壌中の緩衝機能を考慮したより合理的な判定法について考察した. |
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