作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 寒冷地における厚板耐候性鋼材の鋼種選定に関する実験的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成25年度全国大会第68回年次学術講演会 |
誌名(No./号数) | 第68回年次学術講演会講演概要集 |
発表年月日 | 2013/09/04 ~ 2013/09/06 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地構造チーム | 岡田 慎哉(OKADA shinya) |
寒地構造チーム | 表 真也(OMOTE Shinya) |
抄録 |
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本研究では,寒冷地における厚板耐候性鋼材の鋼種選定について基礎的なデータを得る目的で板厚の異なる溶接継手における溶接金属の遷移温度をシャルピー衝撃試験より求め,使用温度をWES3003 により算出した結果,以下の結果が得られた。1)溶接継手の遷移温度は,母材部<熱影響部<溶接金属部となり,遷移温度が高い溶接金属部を評価することで,溶接継手の低温脆性を評価することが可能である。2)エネルギー遷移温度をWES3003 に適用して使用温度を算出した結果,板厚55mm では-16.2℃(予熱なし),-20.8℃(予熱有り),79mm では-24.0℃となった。3)溶接金属部の使用温度は,板厚よりも使用する溶接材料の遷移温度に依存することが考えられる。4)寒冷地における耐候性鋼材の鋼種選定には,溶接条件や使用する溶接材料に影響を受けることが考えられるため,溶接条件や溶接材料を適切に選定する必要がある。 |
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