国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 道路防雪林の植栽後初期の生育不良要因の推定について

作成年度 2013年度
論文名 道路防雪林の植栽後初期の生育不良要因の推定について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第29回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2013/11/20 ~ 2013/11/22
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム上田 真代(UEDA Masayo)
雪氷チーム渡邊 崇史(WATANABE Takashi)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
抄録
道路防雪林は、吹きだまりや視程障害を緩和し、視線誘導効果を併せ持つ吹雪対策施設である。現在、道路防雪林においては、苗木植栽後初期の生育不良が育成管理上の課題の一つとなっており、道路防雪林の防雪効果は樹木の生育状態に左右されるため、早期に生育状態を判断し、問題が生じている場合には速やかに対策を行い健全な生育を促すことが重要である。[*]そこで、道路防雪林の初期成長期の生育障害を軽減させ、防雪機能を早期に発現させるために、植栽後初期における生育良否の判定時期と生育不良要因について検討を行った。[*]その結果、生育不良の主な要因として、土壌の硬さと土壌水分環境が考えられた。植栽後初期の段階には主に土壌の硬さが樹木の生育状態を規定し、初期の段階で枯死に至らなかった個体は、その後、土壌水分環境により、生育状態が規定されると推定された。また、植栽後3年目の秋~4年目頃に追跡調査を実施し、早期に生育不良対策を行うことで、健全な防雪林の生育が期待できると考えられる。
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