国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 北海道での地震動評価と道路橋梁構造物の被害推定

作成年度 2013年度
論文名 北海道での地震動評価と道路橋梁構造物の被害推定
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第33回地震工学研究発表会(2013年)
誌名(No./号数) 2013年度地震工学論文集(土木学会論文集A1特集号:査読論文)
発表年月日 2013/10/24 ~ 2013/10/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地構造チーム佐藤 京(SATOH Takashi)
寒地構造チーム西 弘明(NISHI Hiroaki)
飛島建設技術研究所池田 隆明(IKEDA Takaaki)
飛島建設技術研究所髙瀬 裕也(TAKASE Yuya)
横浜国立大学小長井 一男(KONAGAI Kazuo)
抄録
地震時の構造物被害による機能の低下を抑制し,速やかな機能回復を目的とした道路機能に対する事業継続計画の策定を目的に,北海道札幌市周辺を対象に地震動予測に基づく道路橋梁構造物の被害推定を実施した.以下に検討内容と結果を示す.[*]・既往の地震履歴から,札幌市直下に想定されている野幌丘陵断層帯を想定地震とした.[*]・地震動評価は,司・翠川の距離減衰式と,北海道で観測された地震動記録を用いた最大速度の増幅率を用いて推定した.この方法は,震源から40km程度の範囲であれば,地震観測記録の最大値を評価できることが検証されている.[*]・道路橋梁構造物の被害指標は最大速度で行い,設計時に用いた設計基準により,構造物の耐震性能を考慮して被害規模を推定した.[*]・被害推定結果は,代替路線の有無や,道路機能を回復させるための日程,事前対策の優先順位選定等の評価に重要なデータを与えることが分かった.[*]今後,被害指標の最適化等を行い,被害推定結果の精度向上を図るとともに,他の地点でも同様の検討を行い,道路機能の事業継続計画を立案するための手順を整理していきたい.
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