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発表 さまざまな流域スケールにおける浮遊土砂流出:レビューと観測事例

作成年度 2013年度
論文名 さまざまな流域スケールにおける浮遊土砂流出:レビューと観測事例
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第125 回日本森林学会大会
誌名(No./号数) 第125回日本森林学会大会学術講演集
発表年月日 2014/03/28 ~ 2014/03/29
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru)
水環境保全チーム久保 まゆみ(KUBO Mayumi)
水環境保全チーム矢部 浩規(YABE Hiroki)
水環境保全チーム渡邉 和好(WATANABE kazuyoshi)
水環境保全チーム丸山 政浩(MARUYAMA masahiro)
抄録
水系一貫した土砂管理(流砂系)において流域の浮遊土砂動態の把握は重要な課題の一つであり、その土砂生産量の把握と予測が必要となる。本研究では、山地 から流域末端の河口域にいたるまで土砂生産量とその支配要因に関する既往研究をレビューするとともに、鵡川・沙流川流域におけるさまざまな流域スケールで の浮遊土砂観測事例から、流出土砂量や粒径特性とその支配要因について流域スケールに着目して検討した。我が国における流域の土砂生産量評価にはダム堆砂 データが利用され、流域面積は10^1~10^2 km2オーダー、粒径は砂礫を対象とする場合が多かった。河口付近における 10^3 km2オーダーの流域面積で微細土砂を扱った事例は少ない。鵡川・沙流川流域での浮遊土砂の観測結果では、10^-1~10^1 km2スケールでは、浮遊土砂の捕捉量や粒径は地質によって異なるが、傾斜等の地形特性とは明瞭な関係は 認められなかった。一方10^1~10^3 km2スケールの浮遊土砂の捕捉量や粒径は流域面積によって減少する傾向が見られた。流域スケールによって 浮遊土砂の生産量や粒径特性の支配要因が異なる可能性が示唆された。
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