作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 岩石由来の酸性水発生予測に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 地盤工学会北海道支部 第54回年次技術報告会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2014/01/30 ~ 2014/01/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
防災地質チーム | 伊東 佳彦(ITO Yosihiko) |
地質チーム | 品川 俊介(SHINAGAWA Shunsuke) |
地質・地盤研究グループ | 阿南 修司(ANAN Shuji) |
抄録 |
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本報告では,長期的な岩石由来の酸性水発生予測精度の向上を目的として,土研式雨水曝露試験結果を基に酸性化可能性試験および試料中の酸性水の発生に寄与する硫黄分と酸性水の緩衝効果に寄与するカルシウム分に着目して検討した結果,土研式雨水曝露試験の結果からpHは試験開始当初より酸性水を発生させる試料と発生しない試料があり,特に,ある程度の期間が経過してから酸性水が発生する試料については,試料の評価に留意する必要があること.また,酸性化可能性試験で酸性水発生の予測評価を行う場合,曝露試験結果と比較して概ね酸性水の発生を評価できている結果を示した.ただし,非火山性の岩石試料においては,誤判定の可能性があると考えられた.そして,非火山性の岩石を対象とした酸性水発生予測精度を向上させる判定指標として,S含有量およびS/Caモル比を組み合わせた評価が有効であると考えられた.今後の課題として,各指標の閾値,並びにその組み合わせについては,土研式雨水曝露試験により採取された雨水のpHによる影響を検討する必要がある. |
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