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 住民参加による河川事業の展開-音更川グラウンドワーク研究会を例として-

作成年度 1998年度
論文名 住民参加による河川事業の展開-音更川グラウンドワーク研究会を例として-
論文名(和訳)
論文副題 平成10年度(共-11)
発表会 平成10年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成10年度技術研究発表会
発表年月日 1999/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
辻珠希
中広幸
高柳和己
抄録
グラウンドワークは、10年前にイギリスで発祥した言葉で、住民・企業・行政が協力しあいながら地域の環境を保全する活動であり、地域づくりにおける新しい手法である。近年では、公共事業を行う場合には、住民の合意を得ることが必要不可欠である。その意見聴取方法としては、工事説明会を開く、河川モニターや大学関係者に意見を聞く、等といったものがあるが、手法として確立されているわけではない。そこで、新たな手法としてグラウンドワークを用いた住民との連携方法を、音更川を例に提案する。十勝川水系音更川は、急流網状河川であり流路変動が著しい一方、水質は良く、自然が多く残っている河川である。この音更川の河川敷地に、自然を生かしつつ水に親しめる空間を作るため、平成7年に住民自らによる音更川グラウンドワーク研究会が発足している。この音更川グラウンドワーク研究会の活動拠点であるかすみ堤地区の改修に当たり、グラウンドワークの手法を用いて改修方法及び改修後の河川環境の活用などについて検討すると共に音更川グラウンドワーク研究会のこれまでの活動及び工事着手までの関わり方を紹介し、十勝におけるグラウンドワークのあり方を探る。
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