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 高規格幹線道路整備がもたらす観光に与える新たな評価-道路投資がもたらす心理的効用の計測(CVM)について-

作成年度 1998年度
論文名 高規格幹線道路整備がもたらす観光に与える新たな評価-道路投資がもたらす心理的効用の計測(CVM)について-
論文名(和訳)
論文副題 平成10年度(道-2)
発表会 平成10年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成10年度技術研究発表会
発表年月日 1999/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
横田法久
千鶴芳裕
村上昌仁
抄録
高規格幹線道路の供用は、交通機能の向上を通じて地域の社会経済に多大で広範な効果を与える。このため、地域発展の基礎的基盤として、早期整備が求められている。しかしながら、一方では長期的な経済の低迷を背景として、公共投資の効果を明確にすることが求められており、高規格幹線道路を含む道路整備も例外ではない。現在の道路整備効果把握手法は、道路利用者の直接効果計測が中心であるが、北海道のような低密度広域分散型社会を形成する地域では、空間距離克服に対する住民の心理的欲求は大きく、これを効果の中に含めてとらえることが妥当だと考えられる。本調査は、これまで把握されていない高規格幹線道路の供用が住民の心理面にもたらす効果を「観光機会の拡大」という視点から計測しようとしたものである。この効果は費用便益分析マニュアル(案)でこれまで計測されてきた便益に上乗せ可能な便益としてとらえられることから、北海道の高規格幹線道路整備による潜在的な効果と考えている。本稿では、高規格幹線道路3路線(①札幌~函館、②札幌~釧路、③札幌~稚内)を対象路線に、仮想的市場評価法(CVM)を用いたアンケート調査により「観光機会の拡大」に係る心理的効用を計測した結果について報告する。
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