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 黒岩トンネルにおける変状調査と対策

作成年度 1989年度
論文名 黒岩トンネルにおける変状調査と対策
論文名(和訳)
論文副題 平成元年度(道-4)
発表会 平成元年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成元年度技術研究発表会
発表年月日 1990/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
鈴木哲也
岩渕武
林満
抄録
黒岩トンネルは、一般国道231号雄冬岬北方に位置する延長763mのトンネルで、急竣な山容をなす増毛山地が日本海に落ちこむ急崖地帯に施工されている。黒岩トンネルは昭和53年11月に竣工したが、昭和56年頃より変状が認められるようになった。変状は雄冬側坑口付近に延長50mにわたって路盤面の盤ぶくれとして認められた。変状はその後も収束の傾向を見せず、トンネル天端や側壁にも亀裂が発生し通行への影響が懸念された。このため昭和58年8月以降変状調査が行われ、その原因こついて検討がなされた。その結果盤ぶくれが生じている区間は、安山岩の岩体で変質作用を受け軟弱化した部分と一致することが判明した。このためトンネルを変状させた外力は膨張性土庄と判断され、盤ぶくれ対策として、ロックボルト工、インバート設置による改築工事が行われた。本文は、改築工事にあたり盤ぶくれの原因を探るために行われた地質調査、とくに変質帯の調査方法について述べる。また変状の進行状況や形態の特徴についても整理し、熱水変質作用による岩盤の粘土化がトンネルの変状原因である場合の、判定の資料とするべくとりまとめたものである。
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