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 転圧コンクリート舗装の施工報告について-一般国道228号木古内バイパス-

作成年度 1989年度
論文名 転圧コンクリート舗装の施工報告について-一般国道228号木古内バイパス-
論文名(和訳)
論文副題 平成元年度(道-16)
発表会 平成元年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成元年度技術研究発表会
発表年月日 1990/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
藤山良治
釜台孝志
青木秀一
抄録
転圧コンクリート舗装(Roller Compacted Concrete Pavement)は単位水量が100kg/m3前後と普通コンクリートよりも水量の少ない硬練りコンクリートをアスファルト舗装用のフィニッシャで敷均し、ローラによって転圧整形して得られる工法である。この舗装工法は従来のコンクリート舗装と比校して工期の短縮やアスファルト舗装用機械の転用等による経済牲に優れているといわれ、物性的には単位水量の少ないコンクリートのため種々の得失があるといわれており、国内においては、建設省が中心となって技術基準の作成が進められている。北海道開発局では昭和27年に札幌~千歳間において、延長13625m、面積104386㎡の規模で、舗装構造としてはホワイトベースとして実施した例がある。しかし、現在では当時よりも施工機械が進歩したため、また新たな視点から、設計法や施工方法について検討することが必要となった。特に積雪寒冷地である北海道では、凍結融解抵抗性や磨耗特性等の供用性状が大きな問題となるが、これ等の問題は未だ充分に明かされていない。また、コンポジット舗装や将来予測されるアスファルトオーバーレイ等の場合のリフレクションクラックの問題についても直接検討された例が無い。本報告では、これ等の事から残されている不明な点を解明していくために必要な技術資料を得ることと、現在国内で実施されている施工技術レベルの確認のために技術活用パイロット事業として実施した、転圧コンクリート舗装の施工について、詳細な施工報告を行うものである。尚、本文中、転圧コンクリートを表層として用いた場合を「RCCP」、基層として用いた場合を「RCCB」、従来のコンクリート舗装を「CCP」と略称する。
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