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 雪景橋の工事報告について-アンダーソン工法によるPC橋の施工-

作成年度 1989年度
論文名 雪景橋の工事報告について-アンダーソン工法によるPC橋の施工-
論文名(和訳)
論文副題 平成元年度(橋-1)
発表会 平成元年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成元年度技術研究発表会
発表年月日 1990/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
太田浩司
別宮邦紀
桑島智義
抄録
雪景橋は、一般道道標茶上茶路線で阿寒町上布伏内に位置する、プレテンション方式PC単純床版橋とポストテンション方式3径間連続PC中空床版橋より構成されている、橋長93.500mのブレストレスコンクリート道路橋である。この雪景橋のポストテンション方式の定着工法として、アンダーソン工法が用いられることとなった。アンダーソン工法は、土木学会において調査研究がなされ、その成果としてコンクリートライブラリー第60号「アンダーソン工法設計施工要領(案)」がまとめられ公表されている。これによると定着部の補強として異形PC鋼棒スパイラル筋と、その内側に補助的に異形鉄筋のグリッド筋を併用することを原則としているが、一般的に定着部には種々の鉄筋が入り組むので、桁端部では配筋作業が複雑になり作業性の観点からも安全性が確認できれば、簡易な配筋が望ましい。定着部モデル供試体ならびに実橋の既往調査によると、グリッド筋は省略し得るという工学的判断がなされているが、桁端定着部周辺の応力挙動の調査報告例が少なく、その段階にまでは致っていない。本報告書は、アンダーソン工法を使用した実橋の桁端定着部の補強方法として、スパイラル筋とグリッド筋を併用したもの(従来補強)とグリッド筋を省略したもの(新規補強)とでそれぞれのプレストレス導入時の挙動を調査した結果を報告するものである。
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