作成年度 | 1989年度 |
---|---|
論文名 | 石狩川下流部における塩水遡上調査について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成元年度(河-31) |
発表会 | 平成元年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成元年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1990/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
土門文之 | |
牧野寛 | |
坂井一浩 |
抄録 |
---|
石狩川の河口付近は、昭和6年に下流の蛇行部分のショートカットにより、下流地区が洪水氾濫からのがれるに至った。河口付近の水利用の問題に重要な役割を持つ塩水の遡上は、昭和13年の福島らの観測によって注目されて以来、この方面で多くの調査、研究が発表され、その長さは10数㎞まで及ぶことが知られている。しかし渇水期の取水問題、河床形状の変化に伴う遡上の変化、潮位の影響による塩水・淡水の境界面の変動など未だ種々の問題点を残している。一方茨戸川は、運河を通じて本川とつながっており、本川の界面が上昇することによって高濃度の塩水が茨戸川に流入したり、あるいは流量が増大した時、完全に塩分が流出しないで残留することが予想される。従来の界面の観測例としては、音響測深機あるいは電気伝導度計を用いた短期的な観測が多く、野外において長期的に連続した観測例は少ない。本調査は、塩水遡上が将来の河道計画および水利用計画の支障の要因とならないようにするため界面変動や塩水の拡散現象を電気的に長期間安定して作動するステップ式界面計を改良し、調査検討を行った。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |