国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 積雪寒冷地における無塗装耐候性橋梁の適応性について

作成年度 1998年度
論文名 積雪寒冷地における無塗装耐候性橋梁の適応性について
論文名(和訳)
論文副題 平成10年度(橋-11)
発表会 平成10年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成10年度技術研究発表会
発表年月日 1999/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
田中義光
武田勇光
抄録
JH日本道路公団では、コスト縮減や道路構造物の耐久性向上を目指した橋梁の合理的設計・施工技術や、鋼構造物の新しい防食技術等の技術開発を推進している。こうした中、近年、北海道の高速道路の鋼橋においては、無塗装耐候性橋梁の採用が急増してきている。道内の無塗装耐候性橋梁は、1987年に供用された京極橋が最初であり、その後道央自動車道深川IC~旭川鷹栖IC間や長万部IC~虻田洞爺湖IC等に適用され、現在18橋が供用されている。また、現在建設中の鋼橋においても積極的に適用されている。無塗装耐候性橋梁の耐候性鋼は、鋼材自ら生ずる錆膜によりその後の腐食を防止する機能を有し、腐食に対するメンテンナンスフリーが期待されている。しかし、通行車両のスタッドレス化に伴う冬期路面管理の高度化など、鋼材を取巻く塩化物の環境変化による安定錆層形成等に対する影響が懸念される。本報告では、無塗装耐候性橋梁の適用基準や維持管理基準を作成するための基礎資料を得ることを目的に、平成8年度と9年度に供用区間の橋梁を対象に非破壊試験調査及び環境調査を実施し、耐候性鋼材の現況とそれを取巻く環境等から、無塗装耐候性橋梁の適用性における問題点と対策についてまとめたので報告する。
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