作成年度 | 2001年度 |
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論文名 | 寒冷地における免震建物の構造設計に関する一考察-積層ゴムアイソレータの設置環境温度測定及び解析- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成13年度技術研究発表会/第45回北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2002/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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営繕部建築課 | 谷口 和久(TANIGUCHI Kazuhisa) |
営繕部建築課 | 伊藤 昭浩(ITO Akihiro) |
抄録 |
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釧路合同庁舎は官庁営繕組織としては3例目の免震構造の建物であり、大規模事務庁舎としては初めてのものである。さらに災害対策基本法による防災拠点としての官署(釧路開発建設部、釧路地方気象台)が入居する庁舎であるため、地震対策としては建物本体の耐震性能の確保はもちろん、内部諸機能の保全が必要である。免震建物には上部架構の荷重を支える免震部材として、積層ゴムアイソレータが多用されており、寒冷地に建設される場合には、積層ゴムアイソレータの設置環境温度とゴム材料の温度依存性の関連が免震性能に影響を及ぼす。しかしながら、免震部材の設置環境温度の実測例は現在のところ皆無であり、免震建物設計時の設置環境温度の設定は、建設地の気象データに基づくなどの方法で、設計者の経験・判断で行っているのが実状である。本研究は、寒冷地の免震建物(釧路合同庁舎、釧路地家裁庁舎)に関して、建物使用状況下での免震部材の設置環境温度を実測し、今後の免震建物設計に資するデータの蓄積を主な目的とする。 |
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