国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 寒冷地AHSのユーザ受容性に関する調査-被験者実験による効果的な危険警告手法の検討-

作成年度 2001年度
論文名 寒冷地AHSのユーザ受容性に関する調査-被験者実験による効果的な危険警告手法の検討-
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成13年度技術研究発表会/第45回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2002/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災雪氷研究室金子 学(KANEKO Manabu)
防災雪氷研究室松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
防災雪氷研究室伊東 靖彦(ITO Yasuhiko)
抄録
北海道の冬期道路は、滑りやすい雪氷路面や吹雪等による視程障害のため非常に厳しい運転環境にある。視程障害時の事故は、後続車からの発見が遅れやすいため、多重衝突事故に発展する事例も少なくない。このため、防雪柵や防雪林等による対策が行なわれてきたが、さらに効果の高い新たなシステムの開発が急務となっている。こうした背景から、全国標準のAHSの研究を行なってきた国土交通省国土技術政策総合研究所と、ミリ波レーダ等の寒地型センサや、積雪寒冷地向けの安全支援システムの研究を行なってきた北海道開発土木研究所の共同研究によって、効果的に事故を防止する寒冷地AHSの開発を行なっている。寒冷地AHSは、ITS関連5省庁(当時)が策定したシステムアーキテクテャ(SA)における5つのサブサービス(気象情報の提供、路面状況情報の提供、前後方向の障害等情報の提供、周辺車両に対する危険警告、事故発生時の周辺車両への発信)をサービス提供場面や機能の必要性の観点から統合したものである。本システムは、「吹雪等の視界不良時や視認性の悪い地点の走行中を想定し、停止車両等の障害物や滑りやすい路面の発生をセンサにより検知し、これらの情報を車載端末や路側施設によりドライバーに提供する他、車両やドライバーの異常発生、事故発生や走行不能等の情報を周辺車両に知らせることにより、事故の防止を図る」ものと定義され、全国版のAHSに寒冷地の特性に配慮した変更を加えたものであり、道路通信標準との整合を図りつつ開発を進めている。
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