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 積雪寒冷地の酪農地帯における環境・資源循環システムの研究開発-2.資源循環施設の立上げおよび連続運転-

作成年度 2001年度
論文名 積雪寒冷地の酪農地帯における環境・資源循環システムの研究開発-2.資源循環施設の立上げおよび連続運転-
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成13年度技術研究発表会/第45回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2002/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
北海道開発局農業水産部農業調査課(未記入)
北海道開発局網走開発建設部(未記入)
北海道開発局釧路開発建設部(未記入)
北海道立農業試験場北海道立農業試験場(未記入)
北海道農業研究センタ-北海道農業研究センタ-(未記入)
北海道開発土木研究所北海道開発土木研究所(未記入)
抄録
北海道では家畜ふん尿の発生量が年間約2000万tにのぼり、その管理の適正化と肥料としての有効利用が重要な課題となっている。また、近年の酪農経営の規模拡大や高齢化に伴う労働力不足等により、酪農家個々による家畜ふん尿の適切な処理と有効利用が難しい状況になりつつある。デンマークやドイツ等では、家畜ふん尿などをメタン発酵(嫌気発酵)し、生成した消化液やメタンガスを肥料およびエネルギーとして利用しており、10戸以上での共同利用の大規模集中型、数戸による小規模共同型あるいは農家個々で設置した個別型が普及している。しかし、気象条件の厳しい北海道では、個別型がこの1~2年稼働し始めたばかりで、大規模集中型や小規模共同型はなかった。このため、大規模集中型及び小規模共同型のバイオガスプラントと堆肥化施設等を備えた資源循環試験施設を別海町と湧別町に建設し、家畜ふん尿の適切な処理と利用に関する試験研究を行う「積雪寒冷地における環境・資源循環プロジェクト」を開始した。この試験研究は、国土交通省北海道局で予算化し北海道開発局等の協力を受け、独立行政法人北海道開発土木研究所が主体となって実施している。プロジェクトの試験研究内容は、①酪農地帯を中心とした家畜ふん尿の効率的な処理、②肥料成分(消化液・堆肥)の農地還元による土づくり、③バイオガスの利用(コジェネレーション)、④総合的な経済性の検討の4項目である。この4項目に対して後述のように、平成13年度より北海道内の農業試験場等と分担して、①経済運営体制部門、②施設機械部門及び③資源環境部門に分け、共同で取り組んでいる。
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