作成年度 | 1989年度 |
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論文名 | 堆積性軟岩の一調査例について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成元年度(共-20) |
発表会 | 平成元年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成元年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1990/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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疋田貞良 | |
本舘静吾 |
抄録 |
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近年、一軸圧縮強度が100kg/cm2以下の軟岩地山の物性の評価が土木地質における重要な課題となっている。一般に、中硬岩および硬岩では、岩盤の性状が節理などの不連続面に大きく影響されるのに対して、軟質岩盤の性状は、不連続面よりもむしろインタクトな岩石自体の物性に大きく支配されている。インタクトな岩石の物性を評価する際の代表的な指標として一軸圧縮強度があるが、軟岩においてはボーリングによる乱れ、あるいはその後のスレーキングによる劣化などによって、種々の問題が生じることが多い。そこで、有効ないくつかの指標(性質)を求め、それら相互間の関係を利用して各指標を相互に補完またはクロスチェックすることが、軟岩の性状を正確に捉えるためには重要である。本報告では、留萌地方の新第三系鮮新統の堆積性軟岩について、ボーリングコアを用いて各種の岩石試験、Ⅹ線回折分析、電子顕微鏡観察などを行い、さらにボーリング孔において孔内コーン貫入試験を実施し、これらで得られた各指標(性質)間相互の関係について検討する。また、その対照例として、稚内地方の上郡白亜糸の堆積性の中硬岩についての試験・分析結果をも併せて検討する。 |
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