作成年度 | 1989年度 |
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論文名 | 砂礫層地盤の遮水について-札内川ダム仮締切におけるSMW工法を用いた地下連続止水壁- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成元年度(ダ-26) |
発表会 | 平成元年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成元年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1990/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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山田孝治 | |
野崎豊秋 | |
中村信雄 |
抄録 |
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札内川ダムは十勝川水系札内川上流で建設されている重力式コンクリートダムである。本ダムにおける河流処理は仮排水路トンネル方式を採用しており、転流のための仮締切を施工している。一方ダムサイトには30~40mの河床砂礫が堆積しており、ダムの基礎掘削法面を保全するためには、河床掘削こ伴う地下浸透水の止水が重要な問題となる。止水工法には矢板工法、注入工法、地下連続壁工法等各種あるが検討の結果、地下連続壁工法の1つであるSMW工法を採用することとなった。SMW(Soil Mixing Wall)工法とは特殊多軸混練りオーガ機にて現地盤を削孔すると同時に、その先端部分よりセメント系懸濁液を吐出し原位置土と混合、攪拌し均一な壁体を造る工法である。SMW工法の止水性については実用上特に問題は生じていないが土質条件、配合条件、材料等が止水性に及ぼす影響については系統的に評価されていないのが現状である。本報文は札内川ダムにおける施工条件決定の経緯、施工実績を踏まえ、SMW工法を用いた地下連続止水壁の適性について取りまとめるとともに、今後の設計施工の考察とすべく報告するものである。 |
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