国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 砂マウンド式混成堤に関する調査研究(継続)

作成年度 1989年度
論文名 砂マウンド式混成堤に関する調査研究(継続)
論文名(和訳)
論文副題 平成元年度(指-5)
発表会 平成元年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成元年度技術研究発表会
発表年月日 1990/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
抄録
比較的水深の大きい海域における混成堤の経済的な設計法の一つとして、施工費の主要部分を占める捨石基礎を一部、航路泊地の浚渫や水路の掘り込みによりて得られる余剰砂と置き換える方法が考えられる。本研究ではこれらの構造形式を砂マウンド式混成堤と称し、昭和61年度より苫小牧東港中防波堤を現地実証実験の場として実用化に向けて、種々の検討を行ってきた。現地においては、所要の砂マウンドを効率よく築造するための施工技術の確立や砂マウンドの強度・沈下管理、漂砂・洗掘調査など外洋において厳しい海象条件の下で、最新の施工管理および調査手法を導入し、また、新たに開発することにより、砂マウンド堤の技術課題の解決に向けて、これまで鋭意取り組んできている。また、開発土木研究所では、水理模型実験により、砂マウンド堤の波圧特性および洗掘特性を把握するため、現地と並行して検討を続けてきた。昭和62年9月に実験堤2函が現地に据え付けられ、2年以上経過した現在も第1線防波堤として機能していることは、技術力の結集の成果といえる。しかしながら、砂マウンド堤の最重要テーマは、砂マウンド自体の漂砂・洗掘に対する長期安定性であり、地震時の液状化挙動の解明である。前者については、長期的なタイムスケールが必要となり、後者についてはある程度の大地震に遭遇しないと、最終的な砂マウンド堤の安定性について結論をくだすことは時期尚早であると考えられる。そのような状況ではあるが、本報告では、これまでの研究の最終年度として各種の検討結果をもとに第1章では砂マウンド堤の設計法についてとりまとめた。第2章では、砂マウンド堤の衝撃砕波圧低減方策の検討として、スリット堤を用いた波圧特性について、また、第3章では、砂マウンドを含めた砂質地盤上に建設される混成堤の洗掘防止工の設計法について、それぞれ今年度実施した水埋模型実験結果を中心に報告するものである。
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