作成年度 | 1989年度 |
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論文名 | 港湾域における生物の分布状況について-松前港を対象として- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成元年度(港-6) |
発表会 | 平成元年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成元年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1990/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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増田亨 | |
武内智行 | |
宮本義憲 |
抄録 |
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港湾域における防波堤、消波ブロックなどの外郭施設は、船舶の安全な荷役作業を可能にする水域を確保するだけではなく、水深数mから十数mの水域における人工的な岩礁地帯のようなものである。このような外郭施設は一種の築磯または漁礁効果を持ち合わせているものと考えられ、港湾域の構造物に海藻類をはじめとするさまざまな生物が生息するようになったという例は少なくない。しかしながら、港湾構造物と生物の生息状況の関係についての実態およぴメカニズムは、いまだに解明されていない点が数多くある。そこで北海道南部の日本海側に位置する松前港を対象として、港湾域近傍の岩礁地帯および防波堤周辺のウニ、アワビ、コンブなどを主体に水中ビデオカメラで投影すると同時に数測点においてウニ、コンブのサンプル採取による生育状況調査を昭和62年度(8月10日およぴ10月8日)と昭和63年度(10月18日〉の2年度に渡って実施し、同港港湾域の生物相および餌料環境についてデータを得ることができた。本報告では、現地の調査結果から得られた生物の分布・生育状況による現状の紹介および生物にとって生息しやすい環境条件について若干の検討と考察を行った。 |
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