国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 明渠排水の魚道とその機能

作成年度 1982年度
論文名 明渠排水の魚道とその機能
論文名(和訳)
論文副題 昭和56年度(E-12)
発表会 昭和56年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和56年度技術研究発表会
発表年月日 1982/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
保古憲志
山本義弘
渡辺正治
浅野貢
抄録
止別川は斜綱地域に位置し、オホーツグ海に開口する流域面積1889km2、流路延長31.6kmを有する河川であり、農地の排水改良のため直轄明渠排水事業が、下流部を止別地区(着工昭和34年・完了昭和41年)として、また上流部は止別川上流地区として、昭和45年度より着工し、現在に至っている。この止別川は昭和49年7月には保護水面として指定され、事業の推進にあたっては、環境保全、水質汚濁防止等、注意すべき点が多い地区となった。さらに昭和52年頃からは、200海里問題が生起し、水産資源問題が一段と注目されるに及び、事業の実施は、水産間題を看過しては、不可能な状況になってきている。明渠排水路における水産に係わる構造上の問題は、落差工に附帯する魚道工である。本地区では、水産との係わりの中で落差工には、順次魚道工が設置されてきているが、河道整正による魚類生息の場の減少等からさらに一層の改良が必要と考え、魚類を考慮した新しいタイプの落差工(階段式)を設計し施工したものである。この階段式落差工の魚道としての機能を実証するため、魚類生息状況および、そ上実験を行ないその効果を確認したので、ここに報告するものである。
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