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 消波ブロック傾斜堤とスリット堤による二重防波堤の水理特性

作成年度 1989年度
論文名 消波ブロック傾斜堤とスリット堤による二重防波堤の水理特性
論文名(和訳)
論文副題 平成元年度(港-20)
発表会 平成元年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成元年度技術研究発表会
発表年月日 1990/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
柳瀬知之
梅沢信敏
谷野賢二
抄録
近年、防波堤で仕切られた港湾内の水質悪化が問題視されはじめ、海水交換型の防波堤構造物に対する要請が高まっている。従来からある傾斜堤は水理特性として透水性に優れており海水交換が必要な場合有利であると考えられるものの傾斜堤のみで伝達波高を低減するには透水性について不利となる芯壁をいれなくてはならない。そこで本研究では、透水性を確保した上で伝達波高を抑える事も期待できるひとつの方法として傾斜堤背後に透水壁のスリット堤を配置した二重防波堤をとり上げ、水理模型実験を行い傾斜堤背後の伝達波高および越波の打ち込み位置について検討した。また二重堤の断面を設定しその場合のスリット堤背後の伝達波高、表層流速および傾斜堤とスリット堤間の水位上昇量について調べたので実験結果を報告する。なお、海象条件として抜海漁港の条件を想定した。
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