作成年度 | 1990年度 |
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論文名 | 泥炭に含まれる有機物を考慮した改良材の選定について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成2年度(共-6) |
発表会 | 平成2年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成2年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1991/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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小田島大 | |
能登繁幸 | |
山崎達哉 |
抄録 |
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近年、軟弱地盤中に生石灰やセメントをスラリー状や粉体のまま送り込み、混合攪拌する深層混合処理工法が開発され、とくに泥炭地盤ではセメントを粉体で用いる工法の施工実績が増えてきている。しかし高含水比で繊維質に富み、酸性領域のpH値であるなどの特異な性質を有する泥炭地盤に対して、改良材としてふさわしいセメントの種類、適切な改良材の投入量、強度の発現傾向などについては、いまだ十分に明らかとなっていない。一方、泥炭のセメント安定処理について、泥炭中に含まれる有機物質(フミン酸、ビチューメン、フルボ酸等)が改良効果に悪影響を与えることや強度発現に違いが生じることが報告されている。本報告は、泥炭牲軟弱地盤の改良工法として粉体による深層混合処理工法の採用を前提とし、北海道内23箇所から採取した泥炭の基本性状試験や、泥炭の安定処理に悪影響を与える各種有機物の定量分析を行うと共に、一般的なセメント2種類と軟弱地盤改良用に開発されたセメント系固化材7種類を用いて、安定処理泥炭の室内配合試験を行い、過去のデータをふまえて一連の試験結果から泥炭中の有機物を考慮した適切な改良材の選定方法を提案するものである。 |
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