作成年度 | 1990年度 |
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論文名 | 石狩川における丘陵堤の評価について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成2年度(河-13) |
発表会 | 平成2年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成2年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1991/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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竹本典道 | |
数田茂 | |
元山達 |
抄録 |
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石狩川下流部は極めて低平であるため洪水継続時間が長く、漏水・法スベリ等が発生しやすい。また、蛇行河道の変遷や捷水路工事による旧河道跡など基盤が複雑な構造となっており、基盤条件の複雑さから盛土に対する基盤の沈下・流動・漏水特性の把握には限界がある。さらに石狩川下流邸には泥炭性軟弱地盤が広く分布しており、そのため、その性状把握をさらに複雑にしているばかりでなく地耐力や沈下性状上築堤の完成化に難点があり、従来の基盤処理・押え盛土等の対策では急速施工・経済性に問題がある。したがって盛土荷重を基盤に広範に伝え、不同沈下等の問題を生じさせないような対策が必要となっている。一方、石狩川では昭和56年8月洪水が計画を大幅に上回ったため、堤防完成化が急務となり掘削土の活用を兼ねた丘陵堤による堤防の完成化が鋭意行われている。本報告では軟弱地盤対策工として丘陵堤の有効性をスベリ破壊のシュミレーションにより示す。また、砂礫地盤における基盤漏水等に対する効果を浸透流解析により検討した結果について報告するものである。加えて、丘陵堤施工に伴う副次的な効果についても報告する。 |
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