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 沙流川河口導流堤と河口汀線変化について-建設期間中の河口汀線の変遷-

作成年度 1990年度
論文名 沙流川河口導流堤と河口汀線変化について-建設期間中の河口汀線の変遷-
論文名(和訳)
論文副題 平成2年度(河-29)
発表会 平成2年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成2年度技術研究発表会
発表年月日 1991/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
堀切悟
相坂正一
藤原清隆
抄録
沙流川は日高沿岸における最大の河川であり、その流域面積は1345k㎡、幹川延長は104㎞、計画高水流量は4,200m3/secである。本河川は、その上流部に洪水調節や苫小牧東都大規模工業基地への利水等を目的とした二風谷ダム(建設中)や平取ダム(計画)の計画がある。また、下流部には河口の閉塞による河川維持の極端な機能低下の弊事防止と、地域漁業との資源確保の立場から昭和53年に着手された河ロ導流堤が13年間を経て平成2年6月に完成している。導流堤建設前の沙流川の河口は、昭和30年代を境にかつては右岸汀線を偏流して海に流出していた河口が、河川改修が進み激しい蛇行現象が少なくなり河道中央部をやや直線的に流出するように変化し、これに伴い河口に堆積する砂州形態も変化し、大きな変動がなくなりつつあったが、依然として渇水期の河口部は閉塞しやすく、河川水位が上昇し流路は網状に分かれ、ときには数ヵ所から海に注ぐこともあった。一方、河口左岸側に位置する富浜漁港の建設が始まった、昭和40年代後半からは左岸汀線の後退が顕著になり、河口部にもその影響が及んできている。本報告は、これらの現象を解消すべく建設された河口導流堤の着手時から完成までの河口汀線の変遷を取りまとめ、考察したものである。
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