国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 胆振海岸における災害発生要因について

作成年度 1990年度
論文名 胆振海岸における災害発生要因について
論文名(和訳)
論文副題 平成2年度(河-32)
発表会 平成2年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成2年度技術研究発表会
発表年月日 1991/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
藤田満士
新庄興
抄録
直轄胆振海岸は太平洋に展いた海岸で海岸線は比較的ゆるやかな弧を描いている。当海岸における漂砂源は、他の海岸及び河川からの流出土砂であるが、負の供給源として土砂採取がある。近年、海岸侵食が激しくなり、延長29㎞の海岸に直立護岸のある個所(16㎞)の大部分は前浜が失われ、護岸基礎が洗掘され、災害も多くなってきた。直轄胆振海岸における1982年以降の災害発生件数は17件で、その多くは侵食により前浜が不足し、越波や中詰土砂の吸出しによる護岸破壊に結びついたものと考えられる。
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