国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 円盤型ササ刈払い機を用いたネマガリザサ地の農地造成-南後志地区における調査結果-

作成年度 1990年度
論文名 円盤型ササ刈払い機を用いたネマガリザサ地の農地造成-南後志地区における調査結果-
論文名(和訳)
論文副題 平成2年度(農-16)
発表会 平成2年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成2年度技術研究発表会
発表年月日 1991/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
宮武功
石田哲也
島孝好
抄録
農地造成工事の第1段階は、山成工法・改良山成工法を問わず前植生処理である。笹地においては笹の根が表土を抱え込み、レーキドーザによる従来型の施工では絨毯を巻取るように表土が大量に持ち去られる事態が見られ、表土の持ち去りを極力少なくするようにとの受益農家からの要望が強い。特に、国営農地開発事業「南後志地区」のようなネマガリザサの密生地では表土移動が顕著である。これらの課題に対処すべく、プッシュカッターやパワーカッター等が考案されているが、本地区は礫含量が多くこれらの機械は適さない。そこで、ササの刈り払いと稈枝の搬出を行い、更にリッパーでルートマットの切断を行なって表土の脱落を極力促進させる工法を採用することとした。本工法のポイントとなるのは、ルートマットの切断である。この作業の効率を高めるためには、予め笹の稈枝を除去しておくことが必要である。人力で施工する方法は、農地造成のように広大な面積を処理するためには莫大な費用と日数を要することとなるため、円盤型ササ刈払い機を開発し、使用することとした。平成元年度・2年度に本工法で施工したので、その内容を報告する。
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