作成年度 | 1990年度 |
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論文名 | 土壌の孔隙分布と理化学性との関係 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成2年度(農-28) |
発表会 | 平成2年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成2年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1991/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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石渡輝夫 |
抄録 |
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畑地の有効水分の上限および下限として、正常生育阻害水分点としての毛管連絡切断含水量と圃場容水量とが考えられる。前者は、連続した毛管水膜状態で、土壌水分が移動する時の最少水分量であり、これより少水分になると、水分移動量が著しく減少する水分量である。一方、圃場容水量は大量の降雨あるいはかんがいによってもたらされた水が下降浸透を続け、比較的短時間(24-48時間)に土層内でほぼ一定の平衡点となる水分量とされ、過剰な重力水が排除されて、水の下向移動が著しく減じた時の土壌の残留水量とされる。毛管連絡切断含水量の測定は末攪乱試料を用い、実験室で測定されるが、圃場容水量の測定は原則として、現地圃場で行われる。しかし、後者については、一般に再現性が低い。そこで、未攪乱試料を用い、飽水させた後、水分の下降移動に対する抵抗のない条件で、24時間放置した後、含水量を測定した。これを室内24時間容水量とし、そのpF値と土壌の容積重、腐植含量および粒径組成との関係を毛管連絡切断含水量とともに、検討した。さらに、これらの水分恒数を用いた孔隙量と土壌物理性との検討を多変量解析により試みた。 |
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