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 一般国道274号全線開通による整備効果について(速報)

作成年度 1991年度
論文名 一般国道274号全線開通による整備効果について(速報)
論文名(和訳)
論文副題 平成3年度(道-4)
発表会 平成3年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成3年度技術研究発表会
発表年月日 1992/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
狩野勝
八木憲一
抄録
一般国道274号は、北海道の中枢都市である札幌市から日高山脈を横断し、十勝圏中枢都市の帯広市に至る延長210.1km(国道38号と重複区間32.6kmを含む)の路線でさらに国道38号および国道44号を経由して道東の漁業基地、観光基地の釧路市および根室市に連結する横断大幹線道路の一部を構成する。一般国道274号のうち穂別町稲里から日高町日高に至る延長32.4kmの区間は、日高山系蛇紋岩地すべり地帯のため道路新設が技術的に難しく長期にわたり不通区間であった。当該区間は、昭和41年に開発市町村道夕張日高線として事業化し、昭和45年国道昇格して難工事が実施されてきた。昭和60年稲里~福山間10.6kmが完成供用され、残り19.8km区間も平成3年9月19日に開通の運びとなり、これにより一般国道274号は「石勝樹海ロード」として全線開通に至った。一般国道274号不通区間の解消は、広域ネットワークの形成による自動車交通の走行距離や走行時間の短縮等の直接効果をはじめ、道央地域と十勝地域・根釧地域の結びつきをより一層強化し、また地域の経済・生活基盤の拡充・活性化が大きく期待されている。本調査は、一般国道274号の全線開通に伴って、周辺地域に生じると考えられるインパクトを、交通現象面はもとより、地域経済、社会、文化面などからも可能な限りとらえ、今後の道路整備を行う上での有効な資料とすることを目的として実施している。本文は、本調査の全体構成・内容および調査結果の一部についてその概要を報告するものである。
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