国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 冬期間における自発光視線誘導標の設置効果について

作成年度 1991年度
論文名 冬期間における自発光視線誘導標の設置効果について
論文名(和訳)
論文副題 平成3年度(道-12)
発表会 平成3年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成3年度技術研究発表会
発表年月日 1992/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
斉藤博英
福田征剛
奥田稔
抄録
北海道地方の冬期間においての気象特性は、北西からの強い季節風の影響によって、低温・降雪・吹雪及び地吹雪が発生する。この地方の北部に位置する留萌・稚内では、その傾向が特に強く、道路を取り巻く環境は非常に厳しいものがある。このことから、冬期開この地方の道路を利用するドライバーは気象の悪条件の影響を受けるため、視界不良となる日数が多く、これによって自分自身の車両の位置を見失い、路に車両突っ込ませたり中央部に寄り過ぎて対向車と衝突したりする交通事故発生の原因となることから道路を安全に通行する上での障害となっている。そこで、北海道開発局では冬期間の交通安全対策の一つとして、交通事故を少しでも減らしたいとの理由からスノーポールの設置を行っており、それを大型化した固定式視線誘導柱も設置している。しかし、これらの施設では吹雪に対してその効果が今一つであることから、これを自発光式に改良して吹雪に対する視程の改善を図る必要が出てきた。さらに、この自発光視線誘導標は、光源の種類によりて色々なタイプがある。その光源にも白熱ランプ、ハロゲンランプ、LED等、多種多様である。それぞれの光源の性能及び効果は一長一短があり、どの光源が自発光視線誘導標として優れているか評価されていないのが現状である。以上のことから、平成元年度の冬期間に留萌開発建設部管内一般国道282号小平町臼各地区において自発光視線誘導標の光源決定のための予備調査を実施し、平成元年度の調査を踏まえて平成2年度に一般国道232号遠別町啓明地区において自発光視線誘導標を設置して、吹雪に対して視線誘導効果が発揮されるかどうか、さらに、どの種類の光源が吹雪に対して最も効果的であるか調査を実施しました。
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