作成年度 | 1991年度 |
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論文名 | 雪崩防止用吊棚に作用する雪圧の計測結果について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成3年度(道-16) |
発表会 | 平成3年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成3年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1992/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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黒川國夫 | |
女池高啓 |
抄録 |
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道路に接する斜面に発生する雪崩は、交通や人命に重大な影響を与える。全層雪崩は春先の融雪期に多く、積雪下部と地面との間に雪解け水が流れて、積雪層全体がすべり落ちる現象である。また、斜面傾斜角30~60°が統計的に危険とされ、道路では切土斜面で発生することが多い。雪崩予防棚には、斜面上に積もった雪によって雪圧が作用し、その大きさはスイスの示方書に準拠して算出している。これまで、北海道の気象や地形はスイスと似ているところから、雪崩予防柵に作用する雪圧の大きさは、スイスの示方書による計算値と近似すると考えられていた。しかし、国道の切土斜面2箇所において、吊柵に作用する雪圧を3年間経時的に計測した結果は、スイスの示方書による計算値と異なり小さい値を示した。また、雪圧は降雪に伴って経時的に増加傾向を示し、その大きさは、棚間の雪ブロックが斜面をすべって動きだそうとする瞬間の摩擦係数を用いて、その増加を計算できることが明らかになった。 |
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