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 十勝川中流域における総合整備計画の策定

作成年度 1992年度
論文名 十勝川中流域における総合整備計画の策定
論文名(和訳)
論文副題 平成4年度(河-12)
発表会 平成4年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成4年度技術研究発表会
発表年月日 1993/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高橋一浩
広野正志
米津仁司
抄録
十勝川中流域とは、おおよそ、十勝川の本川の幕別町(左岸側は池田町)から音更町、帯広市を経て芽室町に至る約40km(KP0/35~0/75)の区間と、これに合流する音更川、札内川などの前記の市町村内を流れる支川を含めた流域を言うが、本報告の対象となる中流域とは十勝川本川の千代田堰堤下流付近から中島橋付近の区間を指すこととする。この区間には、白鳥護岸(十勝川温泉地区)、千代田堰堤など多くの人々が川を訪れる場所がある。一方で、夏のショウドウツバメや冬の白鳥を代表とする鳥類やその他の動植物が生息する場所も数多く見られる。また、音更地区引堤事業や千代田新水路掘削事業といった十勝川改修工事の基幹となるような大規模事業が実施または計画されている。 これらの事業は 「十勝川環境管理基本計画」の中の各ブロックごとに設定されたテーマを配慮して行われているが、今回対象となる区間は『帯広都市圏ブロック』として"憩いとレクリェーションの要空間"をテーマとして環境整備が進められている。しかし個々の事業のバランスを取り、ブロック全体で一体となった空間を創出するための整備計画に乏しい。そこで対象地域の河川区域内を含めた周辺環境や河川事業などをもとに、河川の利用実態や自然環境を考慮して、中流域を対象とした総合整備計画を策定する必要があると考えられる。本報告は、総合整備計画策定の手順を示し後、対象区域周辺の自然環境・社会環境等の既存の資料を把握し、河川の状況や周辺の土地利用形態などの特徴からゾーニングを行い、総合整備計画策定のための基礎資料の一部とする。
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