国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 発泡スチロールを用いた登坂車線の施工について

作成年度 1995年度
論文名 発泡スチロールを用いた登坂車線の施工について
論文名(和訳)
論文副題 平成7年度(共-6)
発表会 平成7年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成7年度技術研究発表会
発表年月日 1996/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
工藤賢一
阿部幸康
高山雅彦
抄録
一般国道228号線は、函館市を起点とし、上磯町、木古内町、福島町、松前町、上ノ国町を経て、江差町に至る延長152㎞の幹線道路である。本路線は、松前半島の海岸部を通り、福島港、松前港などの漁港を結び、道南の産業、経済を支える基盤道路で、全道道路ネットワーク体系の観点からも都市間幹線道路として位置づけられている。また、松前半島海岸線の観光ルートとして交通の需要が高まっている路線である。当該区間は、函館市から南西へ紛70㎞の地点に位置する福島トンネルより約2㎞、縦断勾配が5~7%ときつく、大型車の速度低下に伴う追従車の増加、無理な追越しによる交通事故発生等サービス水準の低下をきたしており、これらを解消するため登坂車線が計画され、平成4年度から工事が進められている。現場は、急峻な地形となっていることから盛土工法では沢全体を埋つくす形となり、自然環境の保全上問題が生じる。そこで道路拡幅においては構造物により土留を行なうこととし安全性、経済性等を考慮し発泡スチロールを用いた土留擁壁工を採用した。本文は、この工法を採用した経緯、及び設計、施工例について報告するものである。
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