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 掘削残土の有効利用に関する現地実証試験について(第3報)-早来町遠浅酪農地区における盛土栽培試験について-

作成年度 1995年度
論文名 掘削残土の有効利用に関する現地実証試験について(第3報)-早来町遠浅酪農地区における盛土栽培試験について-
論文名(和訳)
論文副題 平成7年度(共-12)
発表会 平成7年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成7年度技術研究発表会
発表年月日 1996/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
若林英樹
小松俊一
橋本隆司
抄録
千歳川放水路工事により発生する土砂量は約1億1千万m3であり、この掘削土砂はその一部を堤防等の材料として用いるほか、周辺地域の発展に生かすため、置土として活用することとしている。これら掘削土を早来町の周辺農地へ盛土することにより、地下水位が高いことに起因する排水不良の解消、窪地などに停滞していた冷気塊の消失などのほか、農地の平坦化、大区画化が可能となり、農業機械の大型化、作業の効率化及び低コスト化への転換に寄与することとなる。しかし、放水路掘削土を周辺の低地農業地帯へ盛土する場合、盛土基礎地盤に泥炭層や粘性土層などの軟弱な地層が分布していると、盛土の不等沈下や法すべりなどを生じることが懸念される。また、既耕地に盛土した場合は、今まで耕作されてきた土壌と比べ、盛土復元された土壌の保肥力、保水力及び透水性の機能などが変化し、作物の生育や収量等への影響が考えられる。このため、本報告では平成4年度に報告した第1報後の平成5~7年までの3年間のデータを取り纏め、現地における盛土造成後の沈下状況の調査結果について検討するとともに、盛土箇所で実施している栽培試験結果について、生育状況及び収量の変化や、土壌の化学性や物理性等の検討を行うものである。
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