作成年度 | 1995年度 |
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論文名 | 白鳥大橋ケーブル防食構造について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成7年度(橋-8) |
発表会 | 平成7年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成7年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1996/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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田中一也 | |
山地健次 | |
高田敦 |
抄録 |
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吊橋や斜張橋に代表される吊材にケーブルを使用する橋梁において、ケーブルは、生命線ともいうべき重要部材である。 長大吊橋ではBrooklyn橋以来、円形断面の亜鉛めっき鋼線によるワイヤラッピングと塗装という防食構造が一般に採用されてきた。しかし、国内における既設吊橋のケーブル内部状況の調査によるとケーブル内がかなり湿潤な状態である例が報告されており、従来の防食構造ではケーブル内を腐食しにくい環境に保つことは難しいと思われる。 また、本橋は国内では初めて積雪寒冷地に建設される長大吊橋であるため、その環境条件に配慮した防食構造の検討を行う必要がある。吊橋のケーブルは、亜鉛めっき鋼線の集合体であり、20%程度は空隙であることから、この空隙に水が浸入した場合、冬季に凍結融解の繰返しを受けることが考えられ、ケーブルの防食層に亀裂等の悪影響を及ぼす可能性もある。 現在、我が国ではケーブルの防食システムに関する調査研究がなされており、長大吊橋における維持管理の困難さからも十分な経年耐久性を備えたケーブルとする為、防食技術の開発が重要な課題となっている。 |
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