作成年度 | 1995年度 |
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論文名 | 岩礁海岸の生態系に関する一考察-忍路海岸を例として- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成7年度(港-6) |
発表会 | 平成7年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成7年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1996/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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伊東公人 | |
明田定満 | |
谷野賢二 |
抄録 |
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沿岸域は、水域、陸域における社会経済活動の接点として、その影響が複合し、自然環境や生態系の変遷として顕在化する場所である。社会経済活動の進展に伴う基盤整備として沿岸構造物が建設されることは、岩礁性生物にとって新たな生息場が出現する反面、流況の変化や波当たりの増大等の環境変化の影響も免れない。そのため、豊かな自然環境と水産資源に恵まれた北海道の沿岸域においても、沿岸構造物の建設が自然環境や生態系に及ぼす影響の評価や予測を行うことが、適切な環境保全対策を講じる上で重要である。そこで、沿岸構造物の建設による物理環境の変化が底生生物や海藻などの生態系に及ぼす影響とその因果関係を明らかにし、浅海域の生態系保全に資する対策を検討することを目的として、平成6年度から現地調査を開始した。調査対象海岸は、①海岸地形,②河川流入の有無、③海象気象記録等の観点から日本海沿岸の小樽市忍路海岸を選定した。調査は季節毎に波浪流況調査、生態調査を実施した。本論では、これらの調査結果に基づき、岩礁域の海藻、動物分布に及ぼす波浪・底質条件等について検討を行ったので報告する。 |
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