作成年度 | 1993年度 |
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論文名 | 十勝川河口域の物質拡散について-流出に起因する沿岸物理環境変化予測の試み- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成5年度(港-8) |
発表会 | 平成5年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成5年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1994/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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谷野賢二 | |
明田定満 | |
佐藤仁 |
抄録 |
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近年、北海道太平洋側の十勝沿岸海域では赤潮と呼ばれるプランクトンの異常濃密発生が見られ、漁業への影響が懸念されている。赤潮の発生に関する要因は極めて複雑多岐にわたり、現状では十分に解明されていないが、十勝沿岸での赤潮発生には、降雨とそれに伴う河川からの大量流出による沿岸環境の一時的な変化が一因と考えれる。そこで、沿岸海域における環境の質的変化を適切に評価できれば、赤潮発生予察に寄与することができるとともに、環境変動予測に立脚した対策法等の検証が可能となる。そこで本論では、水温、塩分等の3次元的な挙動を取り扱うことのできる物質拡散モデルを組み込んだ流動解析シミュレーションを取り上げ、環境変化予測への適用性を検討することとした。最初に、十勝沿岸における赤潮発生の特徴と十勝川河口周辺海域の水温、塩分分布について述べる。次に、十勝沿岸海域の赤潮発生に関わる主要な要因のうち河川流量および波浪が沿岸海域の表層水の水温塩分の分布にどのような影響を与えるかを検討し、数値シミュレーションにより赤潮発生時の類似環境が再現可能かどうか調べる。 |
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