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 越波を考慮した港内静穏度解析について-小樽港を例として-

作成年度 1993年度
論文名 越波を考慮した港内静穏度解析について-小樽港を例として-
論文名(和訳)
論文副題 平成5年度(港-12)
発表会 平成5年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成5年度技術研究発表会
発表年月日 1994/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
森信幸
新井豪
佐藤紀美夫
抄録
小樽港の開発の歴史は古く、最初の本格的な築港工事は、明治30年に着手した北防波堤の建設からである。その後明治41年に南防波堤、大正2年に島防波堤の建設が着手され、大正10年には小樽港の外郭施設がほぼ完了している。建設から100年を迎えようとしている小樽港の防波堤が、現在に至っても第一線防波堤としての役割を十分に果たしている事は驚嘆に値する。当時の防波堤の天端は、+0.8mで施工されていたが昭和49年に防波堤の改良工事が実施され防波堤の天端は+3.0mに嵩上げされた。しかし、今日の波浪推算値から算出される波浪に比べ、既設防波堤の天端は低く越波により港内がじょう乱するため、船舶の着岸待ちや沖出しが発生し関係業界から改善を要望されている所である。しかし、外郭施設からの越波が、港内静穏度に影響を及ぼすことは、模型実験や経験を通じて認識しているところであるが、これを数値計算により実際の港湾に適用する場合、入射波と越波の範囲や程度など不明な点が多く検討例がほとんどないようである。そこで、本調査では越波が港内の静穏度にどの程度影響を及ぼすかを把握するため、港内外に波高計を設置し荒天(越波)時の波浪観測を行うと同時に港内からビデオによる越波観測も実施した。本報告では、上記調査結果並びに荒天時における越波を考慮した、港内静穏度解析を試みたので結果の報告を行うものである。
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