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 1993年北海道南西沖地震における河川水位特性について

作成年度 1994年度
論文名 1993年北海道南西沖地震における河川水位特性について
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(共-22)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
城野忠幸
佐藤京
島田武
抄録
平成5年7月17日22時17分、北海道南西部を中心に大規模な地震が発生し、桧山管内の奥尻島をはじめ道南各地に甚大な被害をもたらした。震源地は北海道の南西沖約100km(北緯42度47分、東経139度12分)で、震源の深さは34m、マグニチュードは7.8と報告されている。各地の震度は、震源地に近い奥尻島で震度6の烈震と推測され、江差、寿都、小樽、深浦で震度5の強震、函館、室蘭、倶知安、青森、むつで震度4の中震を観測した。この地震の大きな特徴は、巨大津波の来襲であり、大津波警報は、地震発生の5分後に北海道沿岸、その3分後には東北地方に出された。奥尻島では発震後間もなく津波が来襲し、また渡島半島西部(桧山支庁)の沿岸でも10分以内であった。気象庁の検潮観測点で最も早く津波の第一波が観測されたのは、青森県深浦の22時40分であり、津波の高さの最大は稚内(13日04時45分)の37㎝であった。本研究では、従来から主に雨量観測用に使用されている河川水位観測データをもとに、北海道南西沖地震発生前後の水位波形について、フラクタル性や自己相関性の観点から多角的な解析を行い、地震発生時の河川水位特性および地震発生の判断に関する可能性について考察を試みている。その結果、ランニングスペクトルから得られた波形特性において、検討を加える必要のある解析結果を得ている。
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