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 札幌近郊に於ける地下水の現状と展望について

作成年度 1994年度
論文名 札幌近郊に於ける地下水の現状と展望について
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(河-8)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
巌倉啓子
柳屋圭吾
山本正毅
抄録
地下水は河川水と並ぶ重要な水資源であると共に、流域の水循環においては河川水と並ぶ主要な流出形態であり、その保水効果により洪水流出量を減少させ基底流出量を増加させる、河川流量を安定化させる機能を持つ。札幌市の中心部が立地する豊平川扇状地およびその周辺地域は良好な地下水に恵まれているが、地下水利用量の増大や地下鉄などの地下空間開発の進展による地下水位の低下や地下水汚染が発生している。地下水循環の機能を維持し、貴重な地下水資源を将来においても有効に利用し続けるためには、流域の総合的な水循環機構を把握した上で、適正な地下水管理の在り方を確立する必要がある。本報では札幌近郊において20年に渡り地下水観測を継続してきた結果より、本地域の地下水の水位・水質の動向をまとめると共に、将来の地下水利用・管理の在り方について展望するものである。
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