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 大型水理模型を用いた洪水時の河床変動

作成年度 1994年度
論文名 大型水理模型を用いた洪水時の河床変動
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(河-17)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
加治昌秀
山下彰司
抄録
忠別川は、その源を大雪連峰の白雲岳(標高2,230m)に発し、天人峡の峡谷を西に縫流し、その後北西に流れを変え東川、東神楽両町界を流下し、美瑛川を合流して旭川市で石狩川と合流する1級河川石狩川水系の1次支川である。流域面積1,066k㎡、流路延長59.2Km、河床勾配は石狩川合流点付近の都市部においても1/200以上という北海道における3大急流河川の1つである。河床形状は、中流部から下流部で複列砂州を形成しており河床の変動が激しい。ここでの横断形状はほぼ皿状となっており水は河道内に形成された巨大な砂礫堆が洪水毎に水衝部を移動させながら流下する。このため流れは複雑となり、洪水時には激流となって河岸および堤防方向に向かい、局所洗堀や側岸浸食を引き起こしている。ここでの河川改修は、堤防がほぼ概成しているものの、災害復旧時の応急対策護岸以外の河道安定化対策はほとんど実施されていない。このため大出水時には甚大な被害を引き起こす危険性がある。また、取水堰、橋梁等の重要河川構造物が多数あり、それらに与える影響も大きい。そこで、頻発する河道災害および流域の重要性を考え河道安定化対策を早急に講じる必要がある。このようなことから、河道安定化対策を策定する上で必要な基礎資料を得ることを目的とし忠別川の大型水理模型を制作し実験を行った。ここでは、模型実験を用いた忠別川の洪水時の河床変動について検討を行った結果を報告するものである。
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